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第4番 称名寺

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浦養寺 称名寺

柳谷観音さまの あのえもいわれぬ微かな ほほえみには 眼病や心の眼を開く温かなまなざしです

称名寺と改称

名鉄河和線の終点「河和駅」の西の信号を南へ入ると、落ち着いた民家の中に称名寺がある。 永禄十一年(1568年)梅空吟龍上人の開基です。昔は西堂正明寺という。

 張州府誌に「正明寺在古布村号浦養山浄土宗属久村西方寺」とあるように、明治十三年に本寺久村西方寺より分離して、 称名寺と改称したのです。

 昭和十八年三月、第二次世界大戦が激しくなる頃、旧境内地は全部航空隊用地に買収されたので、昭和十九年十二月、 部落と共に現在地に移転しました。移転してより四十五年目、平成元年に今の本堂を修復しました。

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柳谷観音 安置

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 本堂向かって右の脇壇には京都楊谷寺より眼の観音様で有名な柳谷観音(十一面観世音菩薩)が遷座、安置されています。 その御利益は、諸病平癒、眼病、心眼得開には特に霊験あらたかと、多くの人々が参詣しています。また、毎月十七日の心眼講、 六月十七日の大祭には、盲目の猿の目を開いた湧き水を弘法大師が深く掘り広げ誕生した霊水「独鈷水」が京都楊谷寺より称名寺に直接運ばれ、 眼病や心の眼を患っている人に供せられています。

 弘法堂には、学業増進上達にご利益がある赤不動明王が、また境内には青少年研修道場があり、 心と体の修養に多くの子供たちが訪れています。

観音様の御心

 子供たちばかりでなく、私たちも物質的に恵まれすぎ、「ありがたい」と感謝することが少なくなってきています。 目が見える、体が動く、ご飯が食べられることすべてが当たり前になってしまい、不自由になって初めて、 当たり前だったことに感謝します。

 この観音巡りを通じて、一つでも二つでも観音様の御心を頂いて、当たり前でなく、 ありがたいと心がけてお参りしなさいと柳谷観音さまが語っているようです。

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​アクセス

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470-2406

知多郡美浜町河和北田面143-1

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