top of page

第23番 西方寺

23-1.jpg

松原山 西方寺

 

眼病平癒のご利益有りと、またたき大師

西方寺の歴史

 戦国時代の永正年間(1504)に創建された、天台宗の寺院であったと伝えられるが、 江戸中期に火災にあって全焼したたため、寺院の由来も詳しいことは不明です。

 享和三年(1803)海上安全の神を祀る金比羅堂が、地元の漁師たちの手によって復興されたのですが、 伊勢湾台風で倒壊し、自慢だった大松も潮に洗われ、今はあとかたもありません。

 山門の防波堤は明治二十二年、地元の人々の努力によって築かれたもので、知多半島の最初の防波堤なのです。 そしてまた、同年の明治二十二年に、現在の荘厳たる山門が建造されたのです。 しかも、海岸に流れ着いた流木で作られたというのですからすばらしいではありませんか。

23-2.jpg

海水浴の寺

23-3.jpg

 この西方寺は明治三十年から、つい近年まで、"海水浴の寺"と親しまれ、夏になると庫裡が解放され、 「民宿第一号」として臨海教室で賑わったものです。

 先生と生徒がひとつ屋に寝泊まりして、同じ窯の飯を食い、さわいだりふざけたり教えたりする、 懐かしい臨海教室は、今では忘れられない思い出となってしまいました。                                   

 毎年夏になると、眼前の山海海水浴場の賑わいが境内まで伝わってきます。人々の笑い声は今も昔も変わりません。

またたき大師

 知多四国霊場41番札所の弘法様。
 じーとお姿を拝んでいると、なにか身に迫ってくるような気がして・・・
 あまりに美しい弘法さまにまたたきしてしまうのです。
アレ ! 弘法さまがまたたきを?
 いつの頃からか、弘法さまの美しいまなざしに、眼病平癒のご利益有りと。

23-4.jpg

​アクセス

23-5.jpg

470-3322

知多郡南知多町山海屋敷51-2

bottom of page