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第11番 成願寺

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神光山 成願寺

 

准胝観音さまは、会う人を美妙清浄にする観音さまで、中国ではあらゆる仏の母といわれたようです

成願寺と弘法さま

 弘法大師が弘仁五年(814年)わが知多半島へ上陸されたとき、この地
片名に悪病が流行っていて、 当寺を訪れた大師さまは厄除けの修法をして

 『 この門をよけて通れよ 神の風 
  とおりに姿の あらん限りは 』

との歌をよまれ、悪病除けをなさいました。これをそのまま「厄除お札」に記して後世に伝えてます。
 こうした弘法大師の霊跡に、別堂を建立して修業大師の像を祀り、時代が移り、 元和元年(1615年)笑山禅師はこの霊跡の荒廃を惜しまれ、堂宇を再興開山して、曹洞宗に改宗されたのです。

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准胝観音さまって?

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 ここ成願寺は准胝観音さまが祀られています。馬頭観音が多くの場合は男性で象徴されるのに対して、 この准胝観音さまはだいたい女性であらわされます。 准胝というのはサンスクリット語の音をそのまま写した名称で"妙"とか"清浄"とかいう意味です。

 つまり、会う人の心を美妙清浄にする観音さまということでしょう。中国では七億仏の母、 すなわちあらゆる仏の母といわれてきたようです。日本では一つのお顔に八つの手のものと一面・十八本の手の二種類があり、 本当にやさしいふっくらとしたお顔をなさっています。

観音さまのおすがた

 さて、観音さまは私たちが会いたいと思えば、すぐ会えるように、 さまざまな形をして私たちとともにいらっしゃるのですが観音さまの前に佇む人々は、 それぞれいろんな事情を持っているわけですから、その事情を知り尽くして対話するには、 観音さまはコンピューターのようにならなければならないわけで、 千手千眼観音(手と眼が千ある)像などにその無数の救いが象徴されているのです。

 ※ 町指定文化財になりました、円空仏があり、善女竜王像と呼ばれ、昔雨乞いに用いられたようです. ( 写真 ) 以前は、一般公開してましたが、現在では、予約有料拝観になっています。

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​アクセス

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470-3502

知多郡南知多町片名稗田9

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