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第22番 宝珠寺

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龍翔山 宝珠寺

 

霊験あらたかな「観音さんの水」としてよく知られ、今も渇水することがありません

​宝珠寺の歴史

 昔ここにほこらがあって、村の船乗りは、海の神の龍神さんに捧げるべく、この常夜灯に毎夜灯をともしたいといい、 このほこらにあった御本尊は、今宝珠寺に奉祀されています。

 宝珠寺は豊浜正衆寺の末寺であって、開創も同時代であろうといわれていますが、もう十数年前ですが、 東京から一枚の銅板の拓本が送られてきました。

 「内海 山海 大泊観音 什宝」と記されてありました。 東京の古美術菟集家の手に渡った銅版の照会だったのですが、この銅版は250年も前、江戸時代のものだといいます。 大泊観音として江戸時代より言い伝えたれたという宝珠寺の、確かな史実がひとつこんな偶然の機会に明確になったのです。

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観音さまの水

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 真水不足で、飲み水にもこと欠く知多半島に「観音さまの水」として、近郷によく知られた宝珠寺の井戸水は、 霊験あらたかで、今も渇水することがないといいます。

南知多老人ホーム

 境内にある「南知多荘老人ホーム」は、昭和三十年に開設された老人ホームの草分け的な存在です。 入荘者三十人程度のこの施設は、老人アパートから老人ホームまでの内容を持ち、少人数ゆえに、入荘者同志、 地域の人々との暖かい触れ合いが家族的な雰囲気を生み出しています。

 ついつい孤独に陥りがちな老人達に、人間らしい暖かい触れ合いを軽費に提供するこのような施設こそ、 これからの高齢化社会に対応するための大切な存在となることでしょう。

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​アクセス

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470-3322

知多郡南知多町山海西海外114

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