第28番 宝積院

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献玉山 宝積院

 

庫裏の大スリコギには"身をけずり人に尽くさんすりこぎの その味知れる人ぞ尊し"とあります

宝積院の歴史

 永禄二年(1559)鍋山にある性海寺の五世住持により開基された、頭塔の一子院であったといわれ、 のち性海寺十二世蘭峯盛曇大和尚のとき堂宇が創建されました。

 さらに、江戸時代、天保十三年に、地元の豪商、千石舟の前野小平治により、金十両、御蔵米五石、 人足百人によって本堂改築という寄進があり、現在の本堂が建てられました。本堂内陣の脇壇には前野家の位牌が祀られています。 また、境内の観音堂の前にある宝筺印塔もまたこの前野小平治のゆかりの石塔です。

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大すりこぎ

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 庫裏が修理されたとき寄進された大すりこぎが庫裏の玄関内に掛けられています。

身をけずり 人につくさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し

 曹洞宗総本山、永平寺の庫裏にも、やはり大すりこぎが掛けられているそうです。道元禅師の "愛語よく廻天のちからあることを学すべきなり"は、よく人に知られています。

愛語とは

 愛語とは、男女間の愛のささやきではなく、心から心へ伝わるいのちの言葉をいい、 その一言を聞くことによって、その人の一生が大きく転換するような慈悲の言葉をいいます。

 別れた後に大きな意味が身に迫ってくるような言葉。生前に聞いたときは、さほど感じなかった親や師の一言が、 別離ののちその意味が甦ってきて、胸に突き刺さるのを覚えたり、その声が一生耳に残って、人生の光明となるような言葉だといいます。

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​アクセス

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470-3321

知多郡南知多町内海北向18