『寺院紹介』  第二十七番札所  大宝寺

二十七番札所 菅生山 大宝寺

大宝寺 吉井敬晴

当山大宝寺は弘法大師の霊夢により文化六年(一八〇九年)に好堅尼により開かれた寺院です。その昔弘法大師が師崎から布教伝導された折、この山中で休息ご修行された霊泉は今も硯水大師として本堂の正面に当時の姿を留めています。

宗派は曹洞宗で、御本尊様は釈迦如来です。

本堂中央須弥壇には弘法大師が、御本尊様は向かって左側中央にお祀りされています。

また当山は観音信仰のお寺でもあります。まず山内駐車場には巨大な「もくれん観音」が参拝者をお迎えしてくれています。縁切り縁結びの観音様として悩める方の信仰を集めています。

次に、駐車場から通称「もくれん坂」を上り、左に曲がって行くと観音堂があります。向かって右側に如意輪観音が祀られています。この観音様は我々の悩みや迷いを切り、意のままに安穏を与えて下さると言います。中央には通称「癪観音」が祀られています。癪とは胃痙攣の事で、特にお腹の病気には効験があると伝えられています。佼成出版・当山三世・雲輪瑞法尼の著書「観音経を読む」には瑞法尼が実際体験された当山観音様にまつわる数々の不思議な霊験談が記されています。

朝のお勤めや法事ご祈祷等で観音経をお唱え致します。一心に観音様を称名すれば必ず守護して頂けることが説かれています。観音様と「感応道交」した時に救いがあるのです。

末筆ながら、当山は特定の檀家さんの無い寺院です。毎月の弘法例祭や悩み相談、日曜坐禅会等、広く何宗の方にも山門は開かれています。曹洞宗寺院ではありますが、「皆の宗」寺院というつもりでお気軽にご参拝頂ければ幸いです。

南無観世音菩薩・合掌

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です