平平凡凡が最高

若いときには、平々凡々の人生はつまらないと思った事はありませんか。ところが和尚さんも歳なんでしょうか。ひとは歳が大きくなると若いときほど欲というものが少なくなるのではないでしょうか。皆様、考えたことはないでしょうか。

和尚さんは、お参りに来る人に欲の話をすることがあります。それは歳の性でしょうか。

若いときには、何処かに遊びに行きたい、彼方此方に思いを抱いたものです。しかし、今は「遠いし面倒臭い、興味がないからいいよ」と足が重くなって行こうと思わなくなりました。

何か欲しいものがありますか。若いときには、あれが欲しい(服、時計、カバン等々)と思いましたが、今は着る物は今までに買ってある物で充分に足りているから、別に欲しいと思わなくなりました。

若いときには、厚いステーキ、ケーキ、いろいろ食べたいと思ったことがありました。しかし、今、「和尚さん、何か食べたいものありますか」と言われても、「別に何でもいい、これと言って食べたいと思う物はないです」と答えると思うのです。

この三つの質問を自分自身に聞いてみて下さい。行きたいところがあるか。欲しいものがあるか。食べたいものがあるか。まだまだあると言う人は、きっと若いと言うことでしょう。

そこで貴方は何が一番欲しいと思いますか。それは健康ではないでしょうか。歳を重ねるほどに健康のありがたさを思う人が一番沢山いると思います。健康で暮らせることのありがたさは、自分の体が不自由になり病んで初めて気がつくのです。健康で何も無く(良いこと、悪いこと)平平凡凡が一番に幸せな事なんです。それを改めて思いいたし、この一年を感謝で暮らしたいと思います。

南知多三十三観音霊場会 会長 宝珠寺 永井成典 合掌

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