
時志観音と名高い影現寺は永正元年(1504年)開創。観音堂に安置される十一面観音像は天正四年(1576年)、
今から四百年以上も前、佐久島の漁夫の網にかかって海中より出現されたのです。
その時彩雲戸岸(時志)村にたなびき、光明像より発したといいます。
佐久島の草庵に祀られた尊像は、ある夜島守の夢枕に立ち「我は観音菩薩の化身なり、衆生済度の為に中国より渡れども、
時を得ずして海中の藻屑となること幾星霜、願わくば対岸の地に移し祀られよ。」と――。
対岸の地である時志のここ影現寺へ、こうして観音像は御心どおり移されたといいます。
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